03
出典 | "Le Japon illustre" Aime Humbert, 1870 |
出版 | Hachette in Paris |
画題 | OUVRIERS EN BATIMENT, EMPLOYES A LA CONSTRUCTION DE MAISONS EUROPEENNES, A YOKOHAMA. (外国人居留地建設) |
画工 | L. Crepon |
画寸 | 121 x 158mm / 銅版画 |
所蔵 | Ichikawa, hiroyasu |
ノミの音、チョウナの音、漆喰の受け渡しの掛け声など、さまざまな音や声が響きわたる。川向こうからも小気味良い音が伝わってきて、居留地全体が活気に満ちている。 <解説>
中央で尺杖を右手に持つのが副棟梁、さらに指金を左手に持つのが大工の棟梁。ちょうなを振り上げているのは大工頭と思われる。その左手、鍬をふり上げているのは、基礎工事の土工二人。大工の後方は石工で、タタキやビシャンで成形している。また(矢)鉄製のクサビを使い石を割っているのか、大鎚をふり上げている。丸太を担いだ人夫は、足場作りをしている。 右下は大工の見習と思われるが、この絵を描いたのが西洋人のため、西洋ノミにかわってしまっている。 右手奥は左官の人夫で、練おけで土を練り返し、足場上の三人に渡している。
|