鈴川駅(現JR吉原駅)西方の沼川に架かる橋を、鉄道院5700形と思われる汽車が通過中。場所特定の決め手となったのは、宝永山の噴火口の形状、左端の毛無山塊の写りよう、明治三十年代の古写真に見られる橋脚の土台などからである(「国会刊行会/「ふるさとの思い出写真集・富士p.12」参照」)。この橋のすぐ南に架かっていた「六ツ眼鏡」橋から撮影したものと考えられる。波紋のようすから、満ち潮になりつつある時刻の撮影のようだ。 同手をもう一枚。逆さ富士とのシンメトリーの間を駆け抜ける汽車。 |
2004.3.19撮影