東海道の新橋。右の店先に馬が一頭。橋の中央には富士を眺める人物が一人。江戸時代、東海道を往来する際、旅人は、この橋の中央で立ち止まり、富士を眺めいていたに違いない。川面に映った逆さ富士も美しい。
 左の石材は、明治〜大正末にかけて、井出重作商店が吉原湊から石材を運んできたもの。屋号が見える。ここから富士馬車鉄道で入山瀬の富士製紙へ運ばれ、漂白に使われた。これが和田川の最後の水運となった。


現在の様子(2012.10.29撮影)