藍壺の滝は、狩野川支流の黄瀬川中流の滝。三島溶岩流の末端にあたり、溶岩層,溶岩樹型,ポットホールなどが観察できる。1枚目写真は滝のやや上あたりからのもの。
 もともと滝壺の水が藍色なので藍壺の滝とも称されたが、現在では、アユがここまで遡上してくることから「鮎壺の滝」と言われるようになった。JR御殿場線の踏切名に「藍壺」の名を残す。
 黒澤明監督作品 七人の侍 のロケ地ともなり、侍たちが村にたどり着く前のシーンで、三船敏郎が沢でアユを手づかみし、岩の上で六人がおにぎりを食べているシーンが撮影された。
 現在では、滝の向こうに大きなマンションが建ってしまい、昔ながらの景観は変わってしまった。