右手に淡島、左手に富士山を臨んだ内浦長浜海岸。漁業が盛んで、中央は魚見の櫓、左手には網小屋が見える。魚見の櫓は、潮の流れや、鳥山から魚群を監視していた。丸いころころしたのは生簀である。カツオ漁の際、いくつか並べ、両側を孟宗竹で挟んで浮きとし、生餌のイワシを運んだ(次の写真参考)。左の山は国指定の史跡・長浜城跡で、戦国時代、北条水軍があった。武田水軍との戦いの前線基地となった。